酸蝕から歯を守ろう
酸蝕歯はお口の二大疾患「歯周病」・「むし歯」に次ぐ「第三の歯科疾患」といわれ、近年では4人に1人が酸蝕歯というデータも出ています。
歯の表面を守るエナメル質はpH5.5以下のものに対して弱く、酸に歯が長時間さらされることが原因で歯が溶け出してしまうのです。
口内は通常pH6.5-7.0(弱酸性~中性)に保たれており、酸性のものを食べたとしても、唾液が口内を洗い流し、さらに酸を中和する力もあるので問題はありません。
しかし、頻繁に酸性度の高いものを食べる習慣がある方や、炭酸飲料や清涼飲料水、お酢や果物など酸っぱいものがおいしく感じる夏は、特に注意が必要です。