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酸蝕から歯を守ろう

Column栄養通信お口・歯の健康は 全身の健康へ

酸蝕から歯を守ろう

酸蝕歯はお口の二大疾患「歯周病」・「むし歯」に次ぐ「第三の歯科疾患」といわれ、近年では4人に1人が酸蝕歯というデータも出ています。
歯の表面を守るエナメル質はpH5.5以下のものに対して弱く、酸に歯が長時間さらされることが原因で歯が溶け出してしまうのです。

口内は通常pH6.5-7.0(弱酸性~中性)に保たれており、酸性のものを食べたとしても、唾液が口内を洗い流し、さらに酸を中和する力もあるので問題はありません。

しかし、頻繁に酸性度の高いものを食べる習慣がある方や、炭酸飲料や清涼飲料水、お酢や果物など酸っぱいものがおいしく感じる夏は、特に注意が必要です。

  • 1.食べ物・飲み物の酸性度を把握しておくことがエナメル質を酸蝕から守る第一歩です。
  • 2.お酒を飲む時はおつまみも一緒に。
    噛むことで、歯を守る唾液をたっぷり出しましょう。チーズなど酸性度の低いものがおすすめです。
  • 3.炭酸飲料やジュースはグビっと飲み切る。
    チビチビ飲みは歯に触れる頻度も時間も増えるためやめておきましょう。
  • 4.黒酢やビネガードリンクを飲む時はストローで。
    最後に水やお茶を一口飲んで口内を流すのも効果的です。
  • 5.食後にシュガーレスのガムを噛みましょう。
    噛むことで唾液が増え、口内を自然なpHバランスに戻すことができます。

「酸蝕歯」セルフチェック✓

  • □黄ばんでいる。
    エナメル質がすり減り、その下の象牙質(黄白色)が透けて見えている可能性があります。
  • □光沢を失い、艶がない。
    表面が溶けて凹凸ができ、くすんで見えます。
  • □先端が透けて見える。
  • □先端が丸みを帯びている。
    先端は最も酸蝕が起こりやすい部分です。
  • □熱いものや冷たいものがしみる。
    象牙質が露出し知覚過敏の症状を引き起こします。
  • □被せ物や詰め物が取れやすい。
    歯が溶け、金属との間に隙間ができやすくなります。

もしかして⁉と思ったら、お気軽にご相談ください!

Recipeおすすめレシピ

さきいかの天ぷら

さきいかの天ぷら

  • (材料:2人分)
  • さきいか   1袋
  • 揚げ油    適宜
  • <衣>
    ★小麦粉    大さじ3
    ★片栗粉    大さじ1
    ★卵      1/2個
    ★水      大さじ3
作り方
  • ① 衣の材料をボールに混ぜ、さきいかをほぐしながら和える。
  • ② フライパンに1cm程度の油を入れ、170度で揚げる。1本ずつほぐしながら入れていくとよい。
  • ③ 油をきり、お好みで青のりやカレー粉をかけて。
ホワイトデンタルクリニック 監修
来月号のテーマは、「こつこつカルシウム」