水分の役割
私たちの体は一日に2.5Lもの水分が出入りして、体内の様々な調節を行っています。この出入りのバランスが崩れ、体から出る水分が増えると、脱水や熱中症の原因になります。また、脱水によって血液中の水分量が低下すると、血液の粘度が高まり血管が詰まるリスクも高まってしまいます。
私たちの体は一日に2.5Lもの水分が出入りして、体内の様々な調節を行っています。この出入りのバランスが崩れ、体から出る水分が増えると、脱水や熱中症の原因になります。また、脱水によって血液中の水分量が低下すると、血液の粘度が高まり血管が詰まるリスクも高まってしまいます。
「のどが渇いたな」と感じた時にはすでに体内の水分が不足しているという注意信号です。
一度にたくさん飲むのではなく、一回にコップ一杯程度(150~250ml)を一日6~8回とることが理想的です。
起床後、朝食、昼食、夕食、間食(10時と15時)、お風呂上り、就寝前など飲むタイミングを決めておくとよいでしょう。
手軽に飲める清涼飲料水は「糖分」に注意が必要です。
糖分を多く含む清涼飲料水を大量に飲むことで血糖値が急激に上がり、それによりまたのどが渇いて更にたくさん飲んでしまうという悪循環に陥ってしまいます。
高血糖状態が続くと、ケトン体という物質が体内で作られ、これが大量に蓄積することにより、吐気・腹痛・意識朦朧といった症状が出ることがあります。
これを「ペットボトル症候群(ソフトドリンクケトーシス)」といい、暑い夏には特に注意したい病気です。
外出先で飲み物を買うときなどには、成分表示の「炭水化物(糖質)」を気にして見てみて下さい。
加糖のお茶やジュース(果汁100%のものも含めて)などは「おやつ」の位置づけで、「水分補給」には水やお茶を選ぶようにするとよいでしょう。