お電話でのお問い合わせ
03-6206-2187
24時間
web予約
MENU

栄養通信

Column栄養通信

体の中の「鉄」

体の中の「鉄」

体内の鉄はその機能によって様々な形で存在しています。

●全身の細胞へ酸素の運搬を行っている「機能鉄」(ヘモグロビンとして存在)
●肝臓・脾臓・骨髄などに貯蔵され、必要に応じて放出される「貯蔵鉄」(フェリチンとして存在)

鉄が欠乏してくるとまずは「貯蔵鉄」から消費されていき、「機能鉄」はその量を維持しようとします。
生命活動に欠かせないヘモグロビン量を一定に保つためです。

体の中の「鉄」

一般的な血液検査で分かるのはヘモグロビン濃度のみのため、フェリチン値を追加で測定しない限り「貯蔵鉄」がどれくらい残っているのかは分からないのです。「貯蔵鉄」が減少し、酸素を運ぶヘモグロビンに回される鉄まで枯渇して、体が酸欠になった状態が「貧血」。(主な症状:失神、立ちくらみ、めまい、動悸、胸痛、動悸)

つまり、貧血の症状が現れる前、「貯蔵鉄」が減少を始めている「隠れ貧血」の段階から、鉄分を補うことが重要になります。

それ、「隠れ貧血」かも?

  • 疲れやすい
  • 頭が重い
  • 肌荒れ
  • 気分の落ち込み

食べ物から得る「鉄」

ヘム鉄
吸収率 高 10~20%

ヘム鉄

動物性食品に含まれる

レバー、赤身の肉、赤身の魚(マグロ、カツオ、イワシ、アジ)など

非ヘム鉄
吸収率 低 1~6%

非ヘム鉄

植物性食品に含まれる

小松菜、ほうれん草、枝豆、納豆、ひじき、卵黄など

食品に含まれる「鉄分」には大きく分けて2種類あり、含まれる食材や吸収率が異なります。
日本人が食事から摂取する鉄の85%以上が吸収率の低い非ヘム鉄と言われています。

  • ビタミンC動物性のたんぱく質は鉄の吸収をサポートするため、組み合わせて摂ると効果的です。
  • 鉄鍋を使って調理するのもおすすめ。

Recipeおすすめレシピ

ひじきと鶏の胡麻マヨ和え

ひじきと鶏の胡麻マヨ和え

  • (材料:2人分)
  • 乾燥ひじき 大さじ1
  • 小松菜 1把
  • 人参 1/3本
  • コーン 大さじ1
  • 蒸し鶏 80g
  • ★マヨネーズ 大さじ1
  • ★すり胡麻 小さじ2
  • ★味噌 小さじ1
  • ★レモン汁 小さじ1/2
作り方
  • ① ★の調味料をよく練り混ぜておく。
  • ② 水で戻したひじき、食べやすい大きさに切って茹でた野菜、割いた蒸し鶏に、①を和えて完成。
ホワイトデンタルクリニック 監修
来月号のテーマは、「快眠栄養」